スマホやタブレットの“命綱”とも言えるモバイルバッテリー。旅行者とっても今や必需品ですが——その持ち込みルールが、ついに大きく変わります!
中国民用航空局が2025年6月28日から、中国国内線への「3Cマークなし」モバイルバッテリー(充電宝)の持ち込みを全面禁止することを発表しました。これ、実は日本の旅行者にとってかなり衝撃的なニュースです。
なぜなら、日本で一般的に流通しているモバイルバッテリーは「PSEマーク」付きがほとんどで、「3Cマーク」付きはほぼ見かけません。つまり、日本で普通に買ったモバイルバッテリーは、中国国内線には持ち込めない可能性が非常に高いのです。
■ 3Cマークって何?
3Cマーク(CCC認証)は、中国国内で販売される電気製品に義務付けられている安全認証マーク。中国の空港では、この3Cマークがないモバイルバッテリーや、リコール対象品、マークが不鮮明なものは、今後一切機内持ち込み禁止となります。
■ 日本のモバイルバッテリーはほぼ対象外
日本では2019年から「PSEマーク」が義務化されており、これが安全の証し。しかし、PSEマークと3Cマークは全く別物。日本で売られているモバイルバッテリーのほとんどは3Cマークを取得していません。つまり、「日本で買ったバッテリー=中国国内線でアウト」のリスクが非常に高い状況です。
■ ルール強化の背景
中国では近年、モバイルバッテリーの発火や爆発事故が相次ぎ、リコール品が多発。安全認証を持たない製品や、認証が取り消された商品が問題視されてきました。これを受けて、当局が規制を一気に強化した形です。
■ 旅行者はどうする?
- 3Cマーク付きのモバイルバッテリーを用意する
- 空港で没収されるリスクを考え、現地調達も検討
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空港や航空会社の案内を必ずチェック
「日本で買ったお気に入りのバッテリーが空港で没収…」なんて事態も十分あり得ます。中国国内線を利用予定の方は、今すぐお手持ちのモバイルバッテリーをチェックしましょう!