ピーチとジェットスター
ピーチとジェットスター・ジャパン（以下ジェットスター）は日本二大LCCといえる、日本を代表するLCCの2社です。
そんな2社ですが、ひとくちにLCCといっても実は大違い。この記事ではピーチ、ジェットスターの2社の違いについて細かーく調べてまとめました。
機材について
ピーチの機材について
ピーチの機材は3種類（A320ceo、A320neo、A321neoLR）です。
座席数はそれぞれ、180席・186席・218席となっています。すべての機材でトイレは3ヶ所です。
この中でも中距離路線に投入されているA321neoLRはフルサービスキャリア並みの広い座席と、USB充電ポートが特徴です。
ほとんどの機材でプレリクライニングシート（あらかじめ倒れた状態になっており、座席の傾きが調整できない座席）を採用しています。
ジェットスターの機材について
ジェットスターの機材は2種類（A320、A321neoLR）です。
座席数はそれぞれ、180席・218席となっています。
A321neoLRにはピーチと同じく、USB充電ポートがつきます。すべての機材でトイレは3ヶ所です。
全ての機材でリクライニングができます。
路線について
ピーチの路線について
ピーチは本社のある関西空港のほか、新千歳空港、仙台空港、成田空港、福岡空港、那覇空港を拠点としています。
また東京では成田空港しか使わないジェットスターと異なり、東京ではソウル・上海・台北行きの国際線を羽田空港から運航しています。
ジェットスターの路線について
ジェットスターも本社のある成田空港のほか、名古屋空港と関西空港を拠点としています。
成田からの九州と四国行きの路線が多いです。また、ピーチが就航していないマニラに就航しています。
それぞれの独占路線
ピーチの独占路線
新千歳ー仙台・名古屋・那覇
仙台ー名古屋・関西
成田ー奄美・石垣
羽田ーソウル・上海・台北
名古屋ー札幌・仙台・台北
関西ー女満別・釧路・新潟・福岡・長崎・宮崎・鹿児島・奄美・ソウル・上海・高雄・香港・バンコク
那覇ー福岡・台北
ジェットスターの独占路線
成田ー旭川・高松・高知・松山・長崎・熊本・宮崎・鹿児島・下地島・マニラ
名古屋ー福岡・マニラ
2社競合路線
成田ー新千歳・関西・福岡・大分・那覇・台北
名古屋ー那覇
関西ー新千歳・成田・那覇・台北
福岡ー新千歳
預ける手荷物（受託手荷物）について
預ける手荷物はピーチは個数制（23kgまでの手荷物が○個）で、ジェットスターは従量制（個数を問わず○kgまで預けられる）
一番安いオプションパックに含まれている重量はPeachが23kg1個なのに対し、Jetstarは10kgとなっており、持ち込める重量が多いのはPeachです。
しかし、手荷物の個数が増えてしまう場合にはkgの制限内なら何個でも持ち込めるジェットスターが有利ですね。
機内持ち込み手荷物について
どちらの会社も公式では2点合計7kgとなっていますが、実際には7.9kgまで持ち込めます。
しかしながら、上限のサイズが2社で異なっており、ピーチの場合3辺合計が115cm以内、ジェットスターの場合、56cm x 36cm x 23cmとなっています。
また、ジェットスターでは7kgまでの持ち込み上限を14kgまでにアップグレードできるオプションも用意されています。
チェックインについて
どちらにもオンラインチェックインが用意されていますが、ピーチが出発90分前からでアプリのみなのに対し、ジェットスターは7日前から・PCもOKなどの差があります。
個人的にはiPhoneのWalletアプリに保存ができるので、ジェットスターのオンラインチェックインをよく使っています。
ターミナルについて
下記の空港で使うターミナルが違います。そのほかの空港でもターミナル内で真逆の位置に配置されている場合（新千歳・那覇など）が多いです。
成田空港では、ピーチは第1ターミナルですがジェットスターは第3ターミナルを利用しています。
中部国際空港（名古屋）では、ピーチは第1ターミナルですがジェットスターは第2ターミナルを利用しています。
関西国際空港では、ピーチは第2ターミナルですがジェットスターは第1ターミナルを利用しています。
機内食について
ジェットスターでは事前に注文することで、国際線にも出てきそうな本格的な機内食が注文できますが、ピーチでは機内食が注文できません。（以前はありましたが廃止されました）
カップヌードルはどちらの航空会社にも、醤油とシーフードが用意されています。（ピーチは400円、ジェットスターは500円）
ビールについて、ピーチではアサヒスーパードライとサントリープレミアムモルツ（どちらも500円）がありますが、ジェットスターではアサヒスーパードライ（500円）とオリオンビール（おつまみ付き700円）が用意されています。
