日本からフィンエアーを利用してヨーロッパへ向かう際、乗り継ぎで利用する機会が多いヘルシンキ・ヴァンター空港。
今回、日本からヘルシンキへ到着した際に、ノンシェンゲンエリアにあるPlaza Premium Lounge(プラザ・プレミアム・ラウンジ)を利用してみました。

それほど大きなラウンジではありませんが、朝食、アルコール、シャワーなど一通りの設備が揃っており、乗り継ぎの合間に休憩するには十分な内容。
そして日本から到着する場合、乗り継ぎの保安検査を抜けてすぐの場所にあるのが大きなメリットです。
ただし、シェンゲン圏内へ乗り継ぐ場合は少し注意が必要。ラウンジを出たあとに入国審査があり、さらに搭乗ゲートまで移動しなければならないため、「搭乗開始ギリギリまでラウンジにいる」という使い方はおすすめできません。
Plaza Premium Loungeはノンシェンゲンエリアにある
ヘルシンキ空港のPlaza Premium Loungeがあるのは、出国審査の外側となるノンシェンゲンエリアです。
日本を含むシェンゲン協定域外へ向かう便が発着するエリアなので、日本への帰国便を利用する場合は比較的使いやすい場所にあります。
そして個人的に便利だと感じたのが、日本からヘルシンキへ到着して乗り継ぐ場合です。
日本から到着して乗り継ぎルートを進み、セキュリティチェックを通過すると、そのすぐ近くにPlaza Premium Loungeがあります。
長時間のフライトを終えた直後なので、「とりあえず座りたい」「何か食べたい」というタイミング。そこですぐラウンジへ入れるのはかなり便利でした。
日本からシェンゲン圏へ乗り継ぐ場合は要注意
一方で注意したいのが、ヘルシンキからパリ、フランクフルト、ローマなどシェンゲン圏内の都市へ乗り継ぐ場合です。
日本からヘルシンキに到着した時点では、まだノンシェンゲンエリアにいます。
Plaza Premium Loungeもこちら側にあるため、ラウンジを利用したあとにシェンゲン圏への入国審査を通過しなければなりません。
ここが意外と重要です。
入国審査は空いていればそれほど時間はかかりませんが、日本からの到着便などが重なる時間帯には列ができることもあります。
さらに入国審査を通過して終わりではなく、そこからシェンゲン側の搭乗ゲートまで移動する時間も必要です。
そのため、搭乗開始時刻から逆算して「入国審査+ゲートまでの徒歩時間」をしっかり確保しておくことをおすすめします。
日本から到着するとちょうど朝食の時間
日本を夜に出発するフィンエアー便を利用すると、ヘルシンキに到着するのは早朝から朝の時間帯。
今回Plaza Premium Loungeを訪れた際も、ちょうど朝食メニューが提供されていました。
長距離便では到着前に機内食の朝食が提供されますが、量が少なかったり、到着してからもう一度お腹が空いたりすることもあります。
そんなときに、到着後すぐ温かい食事を取れるのはありがたいところです。
スクランブルエッグやソーセージなど定番の朝食
朝食の内容は、いわゆるヨーロッパのホテルで見かけるような定番メニューが中心でした。
- スクランブルエッグ
- ソーセージ
- サラダ
- パン
- その他コールドミール
といったものが並んでおり、豪華なビュッフェという感じではないものの、朝食としては十分。



特にスクランブルエッグとソーセージという温かい料理があるだけでも、長距離フライトを終えた後には嬉しく感じます。
パンやサラダだけで簡単に済ませることもできますし、次のフライトまで時間があるなら、ここでしっかり朝食を食べておくのも良さそうです。
アルコールはセルフサービスで無料
Plaza Premium Loungeでは、アルコール類も用意されていました。
しかもバーカウンターで注文するタイプではなく、セルフサービスで自由に取るスタイル。対象となるドリンクは追加料金なしで楽しめます。
朝の利用なので飲むかどうかは悩むところですが、せっかくフィンランドに到着したなら気になるのが現地のビール。

今回訪れた際には、フィンランドではおなじみの「Karhu(カルフ)」が用意されていました。
Karhuはフィンランドの代表的なビールブランドのひとつ。「Karhu」はフィンランド語で「熊」という意味で、熊のロゴが目印です。
日本から到着したばかりの朝からビールというのも少し背徳感がありますが、乗り継ぎ旅行ならではの楽しみ方かもしれません。
ラウンジ自体は割とこぢんまり
ラウンジの広さについては、正直なところそれほど大きくありません。

Plaza Premium Loungeというと、アジアの主要空港にある大型ラウンジをイメージする人もいるかもしれませんが、ヘルシンキは比較的こぢんまりとした造りです。
その分、食事を取って少し休憩するには使いやすいサイズ感でもあります。
一方で、日本からの到着便が集中する時間帯などは利用者が増える可能性があるため、混雑状況によって印象は変わりそうです。
シャワーもある……はずが今回は改装中
長距離便からの乗り継ぎで欲しくなる設備といえば、やはりシャワーです。
ヘルシンキ空港のPlaza Premium Loungeにはシャワー設備とラウンジ内トイレが設けられているようですが、今回利用した際は残念ながら改装中。
シャワーだけでなくトイレも利用できない状態でした。
設備自体はあるため改装終了後には利用できるようになると思われますが、シャワー目的で訪れる場合は、利用時点での営業状況を確認しておいた方が良さそうです。
特に日本から10時間以上飛んできた後となると、乗り継ぎ前にシャワーを浴びられるかどうかは結構大きな違いです。
フィンエアーラウンジとはどう使い分ける?
ヘルシンキ空港のノンシェンゲンエリアにはフィンエアーのラウンジもあるため、利用資格を持っている人ならそちらを使う選択肢もあります。
一方、Plaza Premium Loungeの強みは、航空会社の上級会員やビジネスクラス利用者でなくても利用しやすいこと。
普段エコノミークラスを利用する人にとっても、対象となるラウンジサービスや有料利用などを通じてアクセスできる可能性があるのが独立系ラウンジのメリットです。
「豪華なラウンジで何時間も過ごす」というより、日本から到着したあとに朝食を食べ、コーヒーを飲んで少し休憩するという使い方に向いている印象でした。
シェンゲン圏へ行くならラウンジを出る時間だけは注意
今回利用してみて一番注意したいと感じたのは、やはりラウンジの位置です。
日本から到着した直後に利用するには非常に便利なのですが、その後シェンゲン圏内へ乗り継ぐ場合、ラウンジを出てから入国審査を通過する必要があります。
さらにヘルシンキ空港はコンパクトな乗り継ぎ空港というイメージが強いものの、ゲートによってはそれなりの距離を歩きます。
例えば「出発30分前までラウンジでゆっくりして、そこからゲートへ行けば大丈夫」と考えていると、入国審査が混雑していた場合にかなり焦ることになります。
日本からの長距離便を降りてすぐ休憩できる立地は魅力的ですが、シェンゲン圏へ乗り継ぐ場合は「まだ入国審査が残っている」ことだけは忘れないようにしたいところです。
食事は必要十分、アルコールも無料で、シャワー設備も一応あり。規模はこぢんまりしていますが、日本からヨーロッパへ乗り継ぐ途中に一息つく場所としては、使い勝手のいいラウンジでした。

