アメリカに渡航する際に必要な「ESTA(電子渡航認証システム)」。公式アプリや公式サイトから簡単に申請できるにもかかわらず、インターネット上にはあたかも「公式」かのように見せかけた代行サイトが多数存在しています。中には数倍以上の料金を請求されるケースもあり、外務省や在日米国大使館も注意喚起を行っています。

なぜESTAは「アプリ申請」が安心なのか?
ESTAは、アメリカ国土安全保障省が運営する制度です。以前はウェブサイトのみでしたが、現在は公式スマートフォンアプリからも申請可能になりました。アプリでは:
- 公式と確認できるため、偽装サイトと混同しない
- 日本語表示に対応しており入力がわかりやすい
- 申請状況の確認や更新がアプリ内で完結できる
といったメリットがあります。料金も21ドル(2025年時点)と、公式ルートなら明確です。
代行サイトの巧妙な手口
検索エンジンで「ESTA 申請」と検索すると、広告枠や上位に公式そっくりのデザインを使った代行サイトが表示されることがあります。見分けがつきにくく、「公式と勘違いして申請」→「高額請求された」という声が後を絶ちません。
よくあるトラブル例
- 本来21ドルのところ、7,000円〜15,000円程度を請求される
- 「優先申請」や「サポート料」として追加費用を請求される
- 個人情報を入力した結果、セキュリティリスクにさらされる
このような事例は外務省や米国大使館の公式サイトでも注意喚起が行われています。
ESTA公式アプリとサイトの見分け方
- 公式アプリ:「ESTA mobile」や「U.S. Customs and Border Protection」名義で配布(App Store / Google Play)
- 公式サイトURL:
https://esta.cbp.dhs.gov/
から始まるもののみが正規 - 日本語ページも用意されているので英語が不安でも安心
特に、URLが「.gov」で終わることを確認すれば、公式であると判断できます。
まとめ:ESTAは必ず公式アプリ/公式サイトから
アメリカ旅行や出張を控えている方は、必ずESTAの公式アプリや公式サイトから申請してください。代行業者の利用は基本的に不要であり、料金が数倍に跳ね上がる可能性や、情報漏洩リスクもあります。
せっかくの旅をトラブルで台無しにしないために、「アプリ申請」こそ安全・安心・低コスト。これを覚えておけば安心です。