ヨーロッパ行きのフライトというと昼間出発のイメージがありますが、フィンエアーのAY74便(成田→ヘルシンキ)は少し特殊です。
成田空港を深夜に出発し、ヘルシンキには翌朝到着。しかも成田空港ではその日の最後に出発する国際線のひとつということもあり、どこか夜行バスのような雰囲気があります。
今回はそんなAY74便に搭乗してきたので、機内の様子や機内食、そして北極圏を飛ぶルートなどを紹介します。
成田空港を最後に飛び立つ便のひとつ
深夜の成田空港は昼間とはまったく違う表情を見せます。
出発ロビーの人影は少なくなり、多くの店舗も営業終了。そんな中で搭乗が始まるAY74便は、まさに「今日最後のヨーロッパ便」という雰囲気です。
実際、搭乗ゲート周辺は旅行客よりも乗り継ぎ客や出張帰りの利用者が目立ち、どこか落ち着いた空気が流れていました。
飛行機に乗ったら寝て、起きたらヨーロッパ。
感覚としては飛行機というより、「豪華な夜行バス」に近いかもしれません。
機材はエアバスA350-900
今回の機材はフィンエアーの主力機であるエアバスA350-900。
静粛性が高く、湿度も比較的保たれるため長距離路線との相性は抜群です。
機内は北欧らしい落ち着いたデザインで統一されており、派手さはありませんが非常に洗練された印象を受けます。
まずは夕食タイム チキンカレーが登場
離陸後しばらくすると夕食のサービスが始まります。
今回のメインはチキンカレー。
付け合わせとしてポテトサラダが提供され、デザートには日本人にはおなじみのロッテ チョコパイが付いていました。
フィンランドの航空会社なのにチョコパイという組み合わせが少し面白いところです。
また、カトラリーと一緒に置かれていたのは、フィンエアーらしいマリメッコ柄のペーパーナプキン。
小さな部分ですが、「北欧の航空会社に乗っている」という気分を味わわせてくれます。
アルコール1杯無料 シグネチャーカクテルも試してみた
夕食時にはアルコールも1杯無料で提供されます。
今回はフィンエアーのシグネチャーカクテルである「Northern Blush(ノーザンブラッシュ)」を注文してみました。
ジンベースのカクテルで、ベリー系の甘酸っぱさが特徴。
強いお酒というよりは飲みやすいカクテルで、機内食との相性も悪くありません。
「せっかくフィンエアーに乗るなら一度は試してみたい一杯」といった感じです。
北極圏を飛ぶフィンエアーらしいルート
AY74便の大きな特徴が飛行ルートです。
ヘルシンキへ向かう途中、機体は北へ北へと進み、北極圏付近を飛行します。
窓側席ならフライトマップを見ながら、「今まさに北極圏の上空を飛んでいるんだな」と実感できるはず。
ヨーロッパ路線の中でも比較的北寄りを飛ぶフィンエアーならではの楽しみです。
起きたら朝食 オムレツとポテト
機内で数時間眠った後、到着前には朝食が提供されます。
今回のメニューはオムレツとポテト。
比較的シンプルな内容ですが、これからヨーロッパで一日をスタートさせることを考えるとちょうど良いボリュームでした。
夜行便という性格上、朝食を食べながら徐々に体を起こしていく感覚になります。
ヘルシンキ到着後の入国審査は日本人だらけ
ヘルシンキ空港に到着すると、ちょうど日本からの便が集中する時間帯と重なります。
そのため入国審査場へ向かうと、周囲は日本語だらけ。
フィンランドに到着したはずなのに、しばらくは日本国内にいるような感覚になります。
東京・大阪・名古屋方面からの便が近い時間帯に到着することもあり、入国審査の列も日本人旅行者の割合がかなり高めでした。
まとめ:ヨーロッパ版“夜行バス”のような便利なフライト
AY74便は、成田空港を深夜に出発してヘルシンキへ向かう効率的なフライトです。
- 成田空港を最後に出発する便のひとつ
- A350による快適な長距離フライト
- チキンカレーの夕食とオムレツの朝食
- マリメッコのナプキンで北欧気分
- シグネチャーカクテル「ノーザンブラッシュ」も楽しめる
- 北極圏を飛ぶフィンエアーらしいルート
寝ている間にヨーロッパへ近づけるという意味では、まさに「空飛ぶ夜行バス」。限られた休暇を有効活用したい人や、到着後すぐ観光を始めたい人には非常に使い勝手の良い便だと感じました。

