フライネットに訪問される方の中には「航空券を予約したけれどもLCCを使うのがはじめて」という方も多いかと思います。
そんなあなたに向けたLCCの使い方、チェックしておくべきポイントを初心者・ビギナー向けに大解説!
日にちと行き先の再確認
旅行で実はやってしまいがちなミスとして「日にち間違い」と「行き先間違い」が挙げられます。
例えば出発地と到着地を逆にしてしまった、間違えて1ヶ月先の日程で予約してしまったなどの場合も考えられます。
空港に到着してからパニックにならないためにも要チェックです。
間違えていることに気づいた場合、なるべく早く航空会社に連絡するようにしましょう。
LCCの場合変更にも手数料がかかる場合があり、新規の購入の方が安く済む可能性もありますが、ギリギリだとそんなことを考える余裕すらなくなります。
手荷物の再確認
LCCは基本的にどの会社も預ける手荷物は有料、機内持ち込みの手荷物にもサイズや重さ・個数の制限があります。
またスーツケースのサイズによっては「機内持ち込み可能」の表記があっても、機内に持ち込めない場合もあります。
手荷物の重量については厳格にチェックがされないこともありますが、事前に持っていく荷物の重量を確認しておき、必要であれば手荷物を預けることもお勧めします。
手荷物の価格は、予約時、予約後、空港のチェックインカウンター、出発ゲートと出発に近づくにつれて高額になります。
また、サーフボードや自転車などの大型の手荷物がある場合は、別途追加オプションを購入する必要がありますのでこちらもお忘れなく!
LCC x キャリーバッグは相性が悪い?
旅行といえば、ということでLCCの機内持ち込みでスーツケース(キャリーバッグ)を持ち込もうと思っている方も多いかもしれません。
しかし実はキャリーバッグは中に何も入れない状態でも3~4kg程度あることが多く、7kg制限が一般的なLCCではかなり勿体無いのです。
布の大きめのボストンバッグやリュックサックなどに入れることが節約につながりますよ。
手荷物の中に入れられないものをチェック
飛行機に乗る際は全ての手荷物が検査され、手荷物として持ち込みや預けることができないものがあります。一例として日本の国内線の場合をご紹介します。
持ち込みも預けることもできないものとしては、ガス類、漂白剤、火薬類、コードレスヘアアイロン(電池を抜けばOK)などがあります。
機内持ち込みの手荷物の中には、刃物や工具類、バットなどが持ち込めません。これらを旅行に持っていく場合、事前に預ける手荷物の枠を購入するか、宅配便などであらかじめ届けておく必要があります。
逆に預ける荷物の中に入れることができないものには、モバイルバッテリーや予備の電池、ライターなどが挙げられます。
せっかくの旅のスタートで危険物が没収されるとテンションが下がってしまいますよね。そうならないためにも要チェックです。
液体は持ち込める?
日本国内線の場合はセキュリティチェックの際に追加検査をしてもらうことで液体が持ち込めます。
ちなみに未開封のペットボトルは追加検査が必要ありませんので、手荷物検査にかかる時間を短縮したい場合はおすすめです。
国際線、海外の空港の場合は100mL以内の容器にはいったものを、1L以内の透明なジッパーバッグに入れることで持ち込み可能です。
手荷物検査を短縮するコツ
まずは身につけているものを全て取り外すことです。ベルト、Apple Watch、ワイヤレスイヤホンなどで引っ掛かっている方をよく見かけます。
さらに、服装などを工夫することでも手荷物検査にかかる時間を短縮することができます。
例えばフード付きのパーカーなどのだぼっとした服は係員による触っての確認が必要で、時間がかかります。
また金属の装飾が多い服についても金属探知機に引っかかることがありますのでお勧めしません。
意外な盲点としては靴も重要で、ブーツやハイカットなどのくるぶしが隠れる靴は脱がなければいけません。靴べらはきちんと検査場にありますが、履き直すにも時間がかかåりますよね。
使う空港、ターミナルをチェック
「羽田空港」と「成田空港」など名前が似ている空港が数多くあり、間違える人も多いそうです。
また同じ空港でも使用するターミナルが複数ある場合(国内では羽田、成田、中部、関空など)もあり、LCCであっても(また同じ会社であっても)使用するターミナルが異なる場合もありますので、事前にバイジェットまたは航空会社のホームページを確認しておくことをお勧めします。
例えば成田空港ではジェットスター、春秋航空、スプリングジャパン、チェジュ航空は第三ターミナル(いわゆるLCCターミナル)を使用しますが、ピーチは第一ターミナルを使用しています。エアアジアなど第二ターミナルを使う航空会社もあります。
駅直結ではないターミナルを使用する空港もありますので、しっかりと駅や駐車場、バス乗り場からの行き方も確認しておきましょう。
空港までの行き方、交通手段をチェック
鉄道、バス、自家用車など空港までの交通手段を今一度確認しておきましょう。
LCCでは基本的に出発の30分前でチェックインなどの手続きを締め切ります。これは渋滞や電車遅延があっても同様のため余裕を持って向かうことをお勧めします。
大型空港(成田、関空、中部、福岡、新千歳など)への到着時間の目安は、国内線が2時間前、国際線が3時間前が理想です。
地方空港の場合、国内線が1時間半前、国際線が2時間前くらいでも大丈夫です。
ちなみに特に成田空港に行くときは、交通機関に注意しましょう。都心部の感覚からすると電車の本数が少なく(1時間に3本程度)、また、バスも渋滞などで到着時間が読めないこともあります。
オンラインチェックインや手続きを済ませる
オンラインチェックインなどを事前に済ませておくことで空港についてからもスムーズになります。
また、オンラインチェックインで予約内容の再チェックや預ける手荷物などの購入もできますので、二重の意味で安心です。
海外のLCCでは空港でのチェックイン(紙の航空券の印刷)に別途料金が必要なLCCもありますのでご注意を。
ルールをチェック
LCCで一番重要なのは、時間のルール・手荷物のルールの2種類ですがそれ以外にも確認するべきことは数多くあります。
まずLCCや国によってはパスポートや免許証などの本人確認書類が必要となることがあります。日本の国内線においても保険証や免許証、マイナンバーカードなどの本人が確認できる書類を持って行った方が良いでしょう。
個人的には保険証はマストで持っていくべきだと考えています。離れた場所で病院にかかる場合、後で保険証を持っていくのが大変ですので。
また、欠航や遅延が発生することがありますが、LCCによってその対応内容はまちまちです。特に心配な場合はLCCを避けるか欠航や遅延に対する保険に加入するなどを検討してみてください。
機内に持ち込んだ食べ物を食べることを禁止しているLCCなどもありますので要注意です。
子ども関連のルール
子ども連れでの旅行の場合、座席を使用しない幼児の予約が必要か、ベビーカーの取り扱いなどを事前に確認することをお勧めします。
またLCCによっては子どもだけでの飛行機への搭乗が認められていない場合、年齢確認書類、保護者の承諾書が必要な場合などがあります。
クレジットカード(またはデビットカード)を持っていく
人によっては当たり前のように聞こえますがクレジットカードなどの支払いに使えるカードを持っていくことが大事だったりします。
上記にあるような手荷物重量の超過などで追加料金を支払う必要がある場合に、現金での支払いを認めないLCCもあるためです(ピーチは現金を使えませんでした)。
もし追加料金が支払えずに搭乗できないなんてことになれば嫌ですもんね。最近では銀行のキャッシュカードにVISAやJCBの機能がついたデビットカードなどもありますのでクレジットカードを避けたい方はキャッシュカードをこういったものに変更するのもいいかもしれません。
さいごに
はじめてのLCC旅行、不安なことも多々あるかと思いますが、ぜひしっかりと準備して楽しんでください。
この記事を読んだあなたはもうLCCマスターです。